運用実績

  • 2015.06.16
  • テイスト・タイプ:エレガント

若林歯科医院 様の運用実績

https://wdental.jp/

若林歯科医院というブランド力の強化

集患に困っているわけではない若林歯科医院様はより自医院のブランド力の強化と移転に伴う、目的と戦略の変更をホームページという形でお付き合いさせていただきました。

~医院の移転に伴う潜在的ニーズを発掘~

もともと若林歯科医院は、JR山手線・地下鉄日比谷線の恵比寿駅から徒歩10分ほど上り坂を上ったところ、代官山駅ともそれなりに近い場所にありました。

院長の若林健史先生がご開業されてから20年以上、いらっしゃるのはほぼほぼ自費治療の患者様のみ。
患者様の95%以上が紹介でお越しになり続け、経営も初期のころこそ苦しい時期はあったようですが、一度浮上して以降はずっと安定していらっしゃったようです。

若林健史といえば、歯周病を専門とされている先生方であれば一度は耳にされたことがあるかもしれません。

日本歯周病学会指導医、日本臨床歯周病学会指導医など、様々な歯周病の資格を保有されるばかりではなく、各大学での講義や学会発表、セミナー講演、CM出演など様々な面から日本の歯科業界を長年支え続けていらっしゃる、トップランナーの一人です。

もちろん代官山にあった若林歯科医院の内装は洗練され、誰もが好印象を受けるような雰囲気、重厚感にあふれた気品溢れる雰囲気でした。

ではホームページはどうだったのか?といいますと、非常に申し上げにくいのですが、若林歯科医院のそういった雰囲気がしっかりと伝わるようなテイストのものではなく、また若林健史先生のお人柄や技術レベルの高さがきっちりとアピールできているようなものではありませんでした。

やはりホームページは医院と患者様とのコミュニケーションツールであることを考えると、このままでは良くない状態だと判断し、代官山から恵比寿への移転に伴って、「若林歯科医院」および「若林健史」という人そのものがブランド化できるようなホームページの作成をご提案差し上げました。

私どもの歯科業界に対する想いや理念、そして将来的に目指しているビジョンにもご共感いただき、チームエム株式会社の顧問になっていただく打診も同時に行い、快諾いただきました。

~ブランディングをとにかく意識した、”刺さるキャッチコピー”~

ターゲット層を「自身の健康向上に興味のあるアダルト世代富裕層」に絞り、高級感を持たせたデザインを実装。
またその層に対して”刺さるキャッチコピー”(「人生のクオリティーを上げるお手伝いをしたい」)を考案した。

写真やデザインもさることながら、歯科医院のホームページにとって、「その歯科医院はどういった医院なのか?」を1フレーズで簡潔に表すキャッチコピーは非常に重要です。

若林歯科医院のもともとのホームページにはキャッチコピーと呼べるフレーズはどこにも見当たらず、患者様への訴求力が弱く、どういった歯科医院なのかがわかりづらい状況でした。そこでキャッチコピーをゼロから私どもで考案いたしました。

「キャッチコピーを考える」と、言うは易し、行うは難し。

  • どういった患者様に伝えたいのか、患者層の明確化
  • 本当に伝えたいことの洗い出し
  • キャッチーなフレーズと頭に入りやすい文字数(30文字以内)

などなど、実は多くの工程を踏んでキャッチコピーを作成しております。

まずは患者層の明確化に関してですが、引き続き自費中心の診療には変わりないので、40代以上の富裕層の方々をターゲットとして想定いたしました。

次に若林先生にインタビューを行い、若林歯科医院のビジョンをヒアリング。
そのヒアリング内容と、前述のターゲット層とをチューニングしますと、以下のメッセージが出来上がります。

「歯科治療を通じて、自らの人生をより良いものへと変えていきたいと願っている方は、ぜひ若林歯科医院へお越しください」
しかしこれでは冗長すぎます。ここからさらにキャッチーなものに、かつ文字数を30文字以内に縮める作業に移ります。

「歯科治療を通じて」の部分は歯科医院で歯科治療をするのは当たり前なので削除します。
「自らの人生をより良いものへと変えていきたいと願っている方は、ぜひ若林歯科医院へお越しください」

次に「自らの」を削除し、「より良いものへと変えていきたいと願っている方」を「クオリティーを上げる」に変換します。

「人生のクオリティーを上げたい方は、ぜひ若林歯科医院へお越しください」

そして「ぜひ若林歯科医院へお越しください」の部分は、若林歯科医院としての”想い”を伝えるようなフレーズにすべく、「お手伝いをしたい」に変換します。

「人生のクオリティーを上げたい方のお手伝いをしたい」

最後に「上げたい方の」の部分が日本語的にしっくりこないので、意味が通るような短い言葉、「上げる」へ変換します。
すると、以下のキャッチコピーが出来上がります。

「人生のクオリティーを上げるお手伝いをしたい!」

「!」をつけることで、より強い意志、想いの表現を意識いたしました。

いかがでしょうか。

キャッチコピー1つ考えるにも、様々な視点や考え方が盛り込んで初めて、”刺さるキャッチコピー”を作ることが可能なのです。

結果~”若林歯科医院”のブランド構築に大きく貢献~

ホームページ経由で自費治療を望む患者様の数が増加。専門である歯周病治療に関しての専門知識を伝える、非常に有効な「場」にもなっている。

何よりも大きな効果は、やはり”若林歯科医院”というブランド構築ができたことでしょう。「恵比寿にある歯周病専門の歯医者さんといえば、若林歯科医院だ」と患者様や歯科関係者の方々に認識いただけるだけのホームページが出来上がったと自負しております。

事実、当該ホームページをお見せした歯科関係者の方々から、「さすがは若林先生の医院のホームページですね」「やはり他の歯科医院のホームページとは違いますね」といったお声を頂戴しております。

またリニューアル後、明らかな変化として見られたのは、患者様の層に関してでした。今までは前述のようにほぼすべての患者様が紹介経由だった状況から、ホームページ経由での患者様が増え続け、今では半分近くの患者様がホームページ経由でいらっしゃるようにまでなりました。

では保険の患者様ばかり増えたのかと申しますと、そうではありません。焦げ茶と黒をベースにおいたデザインで高級感を醸成することで、ホームページ経由での患者様でも高い自費率を維持し続けております。

「ブランディング」と一言に申し上げても、その考え方や手法は数多く存在します。対象となる歯科医院の状況や理想をヒアリングで深く掘り下げたり、徹底的に細部にまでこだわった作業を行ったりすることで、初めて「ブランディング」は可能となります。

このような難易度の高い案件を請け負わせていただき、かつ快く顧問にまでなっていただいた若林健史先生には深く感謝しております。

引き続きよろしくお願いいたします。