歯科ラボブログ

  • 2018.08.06

患者さんのタイプ別「最適な接し方」とは?

良い気持ちで治療を受けられる歯医者に行きたい

はじめまして。
チームエム株式会社で制作を担当しています、山田です。

お恥ずかしながらこの会社に入るまで、私は歯医者に通う習慣がありませんでした。
しかしたくさんの歯医者さんのWebページを制作するうちに、「歯医者に行かない怖さ」を感じ、ようやく重い腰を上げました。

歯医者さんってものすごくたくさんあるんですね。
コンビニの数よりも多いのだとか…。
私の住んでいる場所の近辺にもいくつか歯医者があり、どこに行こうか大変迷いました。

結局、ネットで検索して、院内が綺麗そうなとある歯医者さんに行ってみました。
予約もせず飛び込みで行ったのですが、ちょうど空いているとのことで少し待っただけで診察してもらえました。

でもその後、数回通っただけでそれ以降その歯医者に行くことはありませんでした。

それはなぜか。
その歯医者は、「まったく説明のない放置型の歯医者」だったのです。

歯医者を選ぶ基準は、人それぞれです。
治療の質、歯科医師やスタッフの方の対応、利便性…色々あると思いますが、私の場合は「気持ちの良いサービス」です。
もっときちんと説明してほしかった…そんな不満が私をその歯医者に行く理由をなくしたのです。

「歯医者さんは治療をするところであって、サービス業ではない」と思われる方もいるかもしれません。
しかし歯医者は一度きりではなく、何度も通う場所です。
せっかく何度も足を運ぶのであれば、「良い気持ちで治療を受けられる歯医者に行きたい」と思う方は多いと思います。

「どうしたら患者さんに気持ちの良いサービスができるのか」
「どんな接し方を患者さんが望んでいるのか」
そんなことが分かったら、良いと思いませんか?

実は以前、私は営業の仕事をしていました。クライアントによって好まれるプレゼン方法は異なります。
今回はその経験から、患者さんのタイプを見分け、より最適な接し方ができる方法を2回にわたってご紹介します。

まずは2つの軸で、患者さんを観察してみてください。

初回の診察の際には、カウンセリングの時間をとっている歯医者さんは多いと思います。
その際、以下の点に注目してみてください。

  1. その患者さんは、自分の意見を主張する方ですか。
    それとも歯医者さんの意見に耳を傾け、自分の意見はあまり主張しない方ですか。
  2. その患者さんは、感情表現が豊かな方ですか、
    あまり表に感情を出さない冷静な方ですか。

この2つの点に注目するだけで、患者さんのタイプを4つにわけることができます。

4つのタイプに分ける、簡易チェック方法

もう少し具体的にチェック方法をご紹介します。
左右どちらか当てはまる方にチェックを入れてください。

1. 意見の主張についてのチェック項目
ゆっくり話す
発言が少ない
声が小さい
身を乗り出さない
視線を合わせない
左側にチェックが多い⇒A.意見を主張する  
速く話す
発言が多い
声が大きい
身を乗り出す
視線を合わせる
右側にチェックが多い⇒B.意見を主張しない
2. 感情表現についてのチェック項目
単調な話し方
手をあまり動かさない
硬い姿勢
表情が硬い
事実やデータを使って話す
左側にチェックが多い⇒C.感情表現を抑える  
抑揚のある話し方
手をよく動かす
リラックスした姿勢
表情が柔らかい
人の意見や実体験を使って話す
右側にチェックが多い⇒D.感情を表す

チェックが多くついた組み合わせで、4つのタイプに分かれます。

AとCにチェックが多い⇒慎重・消極的タイプ

AとDにチェックが多い⇒同意・平和的タイプ

BとCにチェックが多い⇒現実的・せっかちタイプ

BとDにチェックが多い⇒情に厚い・積極的タイプ

いかがでしょうか?
次回は各タイプについての特徴と、タイプ別の最適な接し方についてご紹介します。