医院内をキレイに見せる写真撮影7のテクニック
こんにちは、チームエムの野村です。
今回は、歯医者さんのホームページを語る上ではきってもきれない関係である「写真」について記事を書きたいと思います。
ひと昔と比べると、インターネット回線の速度が劇的に速くなっています。また、スマートフォンも同様に通信速度が高まり、写真や動画を閲覧することが当たり前の世の中になってきています。それに伴って、写真や動画を多用するホームページが増えてきています。
なぜ、写真や動画を多用するホームページが増えているのでしょうか?その答えは簡単です。写真や動画のほうが短い時間で、端的に伝えられることがあるからです。例えば、医院の雰囲気や院長やスタッフさんの雰囲気など、テキストや数値では表現が難しい情報は、写真や動画のほうが圧倒的に伝えやすいです。
テキストでの説明がが中心となる、治療方針や治療内容もとても重要ですが、一般的な患者さんはまず『雰囲気』で歯医者さんを選択する方が多数であることは、まぎれもない事実です。
しかし、いろいろな歯医者さんのホームページを見ていると、そもそもホームページが古いためなのか、写真や動画がほとんどないホームページであったり、せっかく写真を掲載しているのに、キレイではなかったり、数年前の写真をそのまま使用していて古い感じがしてしまっているなど、ちょっと残念なケースも散見されます。
ほとんど多くの方は、レストランを決める際、料理の写真だけではなく、外観・内観写真など、場合によっては動画を見て決めると思います。歯医者さんを決めるのも、同じだと考えます。
多くの歯医者さんが存在する中で、患者さんに『選択』してもらうためには、より多くの情報をオープンにしていく必要があります。世の中の多くの方に適切な情報が伝わるためにも、多くの歯医者さんにホームページから、適切な情報を発信していただきた、と強く願っています。
実はわたくし、写真&動画撮影が趣味でして、たまにではありますが、歯医者さんの写真や動画の撮影を担当させていただくこともございます。歯医者さんを撮影をする中で、気づいた点やキレイに写真撮影するための簡単なテクニックをご紹介できればと思います。
1.フラッシュを使わない
コンパクトカメラを利用されている場合は、だいたいの場合、カメラにフラッシュが内蔵されており、初期設定ではフラッシュの利用がオートになっているケースが多いです。
院内は室内であり、自然光が十分に入らないケースが多いため、フラッシュが自動的にたちあがってしまうことが多いのですが、カメラに内蔵されたフラッシュの性能は高くないため、逆に微妙な写真になってしまうケースが多いのです。
ですので、フラッシュを使わない、という設定で写真をとることをおすすめいたします。
2.自然光を意識する
キレイな写真を撮影する際は、どれだけ明るい環境で撮影できるのか、というのがとっても重要です。
ですので、撮影する際は、医院内に太陽の光が差し込むような、天気・時間帯に撮影することをおすすめいたします。可能であれば、夕方ではなく、朝~お昼ぐらいの太陽光のほうがキレイに撮影できますので、試していただければと思います。
3.ISO感度をあげる
なかなか自然光を活用しての写真撮影が難しい、、という歯医者さんも少なくはないと思います。その際は、カメラの『ISO感度』という設定を少し変更してあげると、明るくキレイな写真がとりやすくなります。
ISO感度についての説明
ただし、ISO感度をあげすぎてしまうと、写真にノイズが増えてしまいます。あくまでホームページで利用する写真であれば、それほど拡大して利用することもありませんので、多少ノイズがはいってもきれいに見えます。
それよりも明るい写真を撮影することを優先したほうが良いと考えます。具体的な設定としては、カメラの種類にもよりますが、ISO上限3200~6400ぐらいまではあげてしまっても良いのではないかと思います。
4.撮影した写真が暗い場合は露出をあげる
上記であげた3点を意識しつつ、写真撮影をしてみてください。それでも撮影した写真が暗い場合は、『露出』を変更してみましょう。単純に、露出を1メモリあげると、明るい写真がとれるようになります。
ただし、明るい写真がとれるようになるということは、シャッタースピードが速くなるケースが多いので、手ぶれが起きないように十分に注意して(脇をきっちりとしてめて、動かないように)撮影してください。
手ぶれがないかどうかを確認しながら、問題ないようであれば、納得のいく明るさになるまで、露出を高めていけば、キレイな明るい写真が撮りやすくなるはずです。
5.三脚をつかう
5点目からはおまけです。可能であれば、試してみてください、というポイントになります。もし、三脚をお持ちであれば、ぜひとも三脚を利用して撮影を行ってください。
キレイな写真の大前提は、「手ぶれしていないこと」「水平な写真であること」「ピントがあっていること」です。最近のデジタルカメラは性能が高いので、手持ちでもきっちり撮れるケースもおおいですが、やはり三脚を活用したほうが確実です。
6.広角レンズを使う
レンズが交換可能なカメラ(ミラーレスカメラや一眼レフカメラ)を使用されている方は、ぜひとも『広角レンズ』を使用してみてください。院内の雰囲気を伝えるためには、とっても便利はレンズです。ちょっと値段が張ってしまうかもしれませんが、1つあると何を撮影するにもとっても便利なので、もし試したことがない方は一度お試しください。
広角レンズの説明
7.F値を小さくする
オートの撮影以外、P(プログラム)モード、A(絞り優先)モード、S(シャッタースピード優先)モード、などを活用して、撮影できる方は、『F値を小さく』撮影してみましょう。F値とは、絞りのことなので、左記に説明した『Aモード』で撮影すると簡単に、値を小さくできます。F値を小さくすることで、レンズが光を取り込む量が大きくなりますので、明るい写真がとりやすくなり、背景をぼかした写真などを撮影しやすくなります。
最後にまとめ
こうやってつらつらと書きますと、写真撮るの難しいのでは、、、と思ってしまわれる方も多いかもしれませんが、ご安心ください。いまのカメラは基本的にどのメーカーさんのものでもとってもよくできています。キレイな写真を撮影するためには、結局のところたくさんの写真をとることにつきます。ですので、本日まとめたポイントを頭に置きつつ、たくさん写真をとって頂ければ、いままで気づかなかった医院の魅力にも気づくことがあるかもしれません。ぜひ、キレイな写真で、患者さんに医院の魅力を適確にアピールしてください。