運用実績:きくち歯科クリニック 様

  • 運用開始日:2019.12.23
  • テイスト:かわいい
きくち歯科クリニック https://www.kikuchi-dent.com/

課題~ふじみ野の方たちに、豊かな時間を過ごしていただくために~

制作当初、「ふじみ野 歯医者」という検索キーワードでは検索結果の圏外に近く、SEOの面で大きな課題を抱えていました。地域ではすでに高い認知度を持ち、「ふじみ野の小児歯科といえば、きくち歯科クリニック」と言われるほど多くの患者さんに親しまれていましたが、その実績に比べてホームページからの新患獲得にはほとんどつながっていませんでした。 その背景には、既存の患者様の来院が安定していたため、デジタルでの集患施策に対する必要性が見えづらかったという事情もありました。しかし近年では、医院を探す多くの人がまずスマートフォンで検索し、比較検討した上で受診を決める傾向が強まっています。検索結果で上位に表示されないということは、潜在的な新規患者との接点を失っていることを意味し、長期的に見ると医院の成長機会を逃すことにつながります。 また、ホームページの内容も当初は情報量が限られており、先生の想いや医院の特徴が十分に伝わりきっていませんでした。どんな治療方針を大切にしているのか、どんな雰囲気の医院なのかが見えにくく、「選ばれる理由」を伝えるには課題が残っていたのです。 こうした状況を改善し、地域の方々にとってより身近で信頼される存在として医院の魅力を発信するためには、単なるデザイン変更ではなく、戦略的な「ホームページの再構築」が不可欠でした。SEO対策の強化はもちろん、患者目線での導線設計や、医院の理念を丁寧に表現するコンテンツづくりなど、総合的な見直しが求められていたのです。 きくち歯科クリニック様が次のステージへ進むための第一歩は、まさにこの「ホームページの再構築」から始まりました。

菊地先生との二人三脚で進めた改善プロジェクト

ホームページ改善の第一歩として着手したのは、SEOが上がらない原因の特定でした。特に診療ページの内容が検索エンジンやユーザーの意図に十分応えられていない可能性があったため、ページごとのリライト(内容の書き換え)を中心に、構成やキーワードの見直しを行うことにしました。

ちょうどその頃、ホームページの担当者が交代するタイミングでもあり、改めて医院としての方向性を整理する良い機会となりました。新しい体制でのスタートにあたり、まずは菊地先生のご自宅を訪問し、今後のホームページ戦略や施策の優先順位を話し合いました。先生がどのような想いで診療に向き合っておられるのか、どのような医院づくりを目指しているのかを丁寧に伺いながら、具体的なコンテンツ制作の計画を練り上げていきました。

このプロジェクトの根底にあったのは、単に「検索順位を上げる」ことを目的とするのではなく、「医院の理念を正しく、そして魅力的に伝える」という想いです。菊地先生の診療に対する姿勢や地域医療への情熱を、Webという媒体を通してどのように表現できるか。その本質的な課題に向き合いながら、ページ構成・文章表現・写真選定など、細部にまでこだわった制作を進めました。

結果として、この二人三脚の取り組みが後のSEO成果やブランド強化の礎となりました。数字だけを追うのではなく、「医院の想いを伝えること」が最も強力なSEOである――その信念のもと、きくち歯科クリニック様のホームページ改善プロジェクトは一歩ずつ着実に進化していったのです。

診療見学から得た“現場の温度感”

先生の想いをより深く理解するため、私たちは実際に診療現場を見学させていただきました。ホームページ制作の現場で見学を行うのは非常に珍しいことですが、この体験がその後のコンテンツ制作において大きな意味を持つものとなりました。 診療中の先生の穏やかな対応、患者さんへの思いやりのこもった言葉がけ、スタッフ同士の自然な連携、そして院内全体に流れる温かく落ち着いた空気感——これらを直接感じることで、単なる言葉やデザインだけでは表現しきれない「きくち歯科クリニックらしさ」を形にすることができました。 現場で得たリアルな感覚は、後の原稿や写真選定、ページ構成にまで反映され、医院の魅力をより正確に伝えるコンテンツ制作へとつながりました。この貴重な機会を提案してくださった菊地先生には、心から感謝しています。

診療ページのリライトと丁寧な取材

きくち歯科クリニック様のホームページには、小児歯科を中心に多くの診療ページが掲載されており、それぞれの内容を丁寧に見直す作業は決して簡単なものではありませんでした。特に専門性の高い内容を一般の方にもわかりやすく伝えるためには、医学的な正確性と読みやすさの両立が求められます。そのため、私たちは菊地先生と密に連携しながら、ひとつひとつのページを丁寧にリライトしていきました。 お忙しい診療の合間を縫って、先生には毎回2〜3時間にわたって打ち合わせの時間を設けていただき、医院として大切にしている考えや治療方針をじっくり伺いました。特に「お子さんが安心して通える医院づくり」や「保護者の方が安心できるサポート体制」といったテーマでは、先生の言葉から伝わる優しさや誠実さをページ構成や文章表現に反映できたと感じています。 このプロセスを通じて、単なる情報発信ではなく、医院の“想い”が伝わる温かみのあるサイトに仕上がりました。時間をかけて丁寧に向き合ったからこそ、言葉に深みと説得力が生まれたのだと思います。

結果~「ふじみ野 歯医者」で検索上位に~

本格的な改善を始めてから約5か月後、「ふじみ野 歯医者」で検索結果の7番目に表示されるようになりました。
SEO対策に加えて、ユーザー導線やページ内の回遊設計を見直したことで、コンテンツの熟読率が向上。
ホームページからのお問い合わせ数も順調に増加し、新患数として明確な成果が現れました。
その後、利便性を高めるためにオンライン予約システムの導入が始まり、ホームページは単なる集患ツールではなく、患者さんと医院をつなぐ架け橋へと進化しました。

地域に根ざした医院づくりへ

今回のプロジェクトを通して強く感じたのは、単に検索順位を上げることやアクセス数を増やすことがゴールではなく、「医院の本質を正しく伝えること」こそが、真の成果につながるということでした。 SEOの改善や導線設計といった技術的な施策はもちろん重要ですが、それ以上に大切なのは、先生の理念や医院が大切にしている想いを、言葉とデザインの両面から丁寧に表現することです。私たちは制作の過程で、菊地先生の診療に対する誠実な姿勢、患者さんへの思いやり、そして地域医療への深い愛情を数多く感じ取ることができました。 その想いを正確に、そして温かく伝えることが、結果的に「地域の信頼」へとつながっていくのだと実感しています。 これからも、ふじみ野という地域で暮らす方々が安心して通える歯科医院として、きくち歯科クリニック様の魅力を発信し続けることが私たちの使命です。患者さんにとって、治療の場であると同時に心が落ち着く場所として、この医院の温かさを多くの方に感じていただけるよう、引き続きサポートを行っていきます。