運用実績

  • 2018.02.01
  • テイスト・タイプ:スタンダード

ラクシア銀座歯科クリニック 様の運用実績

http://luxia-ginza.com/

歯科心身症という、新たな領域への挑戦

ラクシア銀座歯科クリニック様は、弊社のクライアントからのご紹介で出会いました。
弊社自体、歯科専門として長くホームページ制作をさせていただいておりましたが、初めて歯科心身症という領域での制作となりました。

お悩みは、紹介の患者様が多く、WEBを活用してお困りの患者様にアプローチすることが出来ていないので、医院としてはもっとWEBを活用して患者様を増やしたい。とのことでした。

初めてお会いした際に、同席されていたクリニックの税理士様からも「WEBで集めるのは難しいかもしれない」と言われましたが、そもそも「何故難しいと言っているのか?」ということを咀嚼していくことから始めました。

戦略を作成する上で乗り越えたの3つの壁

1. キーワード調査

どのように歯科心身症が検索されるべきかの知識がないので、SEO対策するためのキーワードを調査することができませんでした。直ちに先生にご連絡し、歯科心身症とはどのようなものかを教えていただく時間を頂戴しました。

ヒアリングで最も意識したことことは、歯科医師がどう検索してもらいたいか?ではなく、「ユーザーがどのように検索するのか?」を想定することでした。したがって、現状どのような相談が来ているのか、どのようなカウンセリングや治療を行うのか?患者様はどうして歯科心身症と考えるのか?を重点的にお伺いしながら、歯科心身症の知識を学んだところ、必然的に対策するキーワードが理解できるようになりました。

2. SEO戦略の設計

世の中のほとんどの歯科ホームページ制作会社は、”地域名や駅名”を入れたキーワードで対策されることが多いでしょう。
しかし、今回は「地域を限定せずに、ユーザーニーズを元に考える」という、一見集客に結びつくのか?と疑問になるような方法を取りました。結果この戦略が功を奏したことになるのですが、後にこの戦略だからこそ陥る難題が待ち受けることにもなります。それに関しては後ほどお話します。

3. 成果地点の設計

成果地点の設計をどこに置くか?ここはホームページで行う戦略のゴール設定をすることですが、一般的に治療を目的に予約をとってもらうことが成果と考えることが多いと思います。一方で視野を広げてみると、ホームページにおける集客は「見込み客の発見」という役割もあります。

したがって、治療をしたい人ではなく”治療を検討している人”を集めることによって、患者様との接点を増やし、信頼関係を築いた形で治療予約を入れてもらうということができます。医院としては診療予約ではないと意味がないと仰るかたもいますが、今回は「急がば回れ。」を選択し、無料カウンセリング予約で合意しました。

戦略がハマり、患者数が伸びたが・・・

出だしの1年は最高だった。

出だしの1年は、好スタートが切れたと思います。リニューアルしてから3ヶ月でPVは10倍、相談数も1日1件はコンスタントに獲得できるようになりました。今までリスティング広告をかけていましたが、コンバージョン計測を行ない、効果があまりないこともわかりましたので、結果的にリスティング広告をやめることができました。

2018年8月のアルゴリズムアップデートで更に評価が高まり、PV数は1ヶ月で30,000を超えるまでに増えました。
順調に思えましたが、2019年3月のアルゴリズムのアップデートで天から地に突き落とされてしまいます。

対策したキーワードがすべて圏外に、PV数は月30,000から3,000に

順風満帆だった施策も、2019年3月のコアアルゴリズムアップデートで、主要キーワードが圏外に。
一気に集客数も減り、またリニューアル前の集客数と変わらなくなってしまいました。

理由はシンプルで、他サイトとのコンテンツの質が相対的に低いからです。地域ではなくユーザーニーズを捉えるキーワード戦略でしたので課題は”コンテンツの内容である”と明確でした。

とはいえ、何をすればよいか施策に移すまでには分析・調査を行う必要があり、施策の実行を行うまでに1ヶ月を要しました。が、その施策のおかげで復調するのです。

学術記事が最上位に表示されていることで「閃いた」

主要キーワードでの調査を行なっていた時に、ふと検索最上位に学術記事が出ていました。内容を読んでみると、非常に専門的な記事であると共に、その全ては大学が発信しているものだと気付きました。もしや、このキーワードでは、専門性と権威性が求められているのではないか?と、閃きました。

仮設を立てて、別キーワードで調査した時にも同じような検索結果になりました。直ちにコンテンツの草案を作り、先生と文章づくりを行ないました。

5月〜6月にかけて徐々に回復し、6月のコアアルゴリズムアップデートで一気に昨年を超えるPVに。

GoogleAnalytics
※先生に許可を得て掲載しています。

正直、ここまで戻るとは想定していなかったものの「ほっとしている」のが事実です。
しかし、目的をもって制作をしていれば、何が課題なのかは比較的わかりやすいと思います。

やるべきことは非常にシンプルで、Googleの言葉を借りるのであれば「ユーザーのことを考え続けていれば、結果は後からついてくる」ということですね。その視点でアルゴリズムのアップデートを見ることで今のSEOでは何が求められているかがわかります。

やはり、解析が大事です。

作る前でも作った後でも、解析が大事だと改めて感じました。歯科で言えば、診査診断をすること。そして再発予防をしていくこと。この2点に限ります。しっかりと解析を行ない、目的をもった改善を行わないと結果は伴わないと痛感した一例でした。

この事例を担当した人

担当者:石井

その他石井が担当している実積

若林歯科医院 様
オーラルケアクリニック青山 様
しぶたに矯正歯科 様
RYO DENTAL CLINIC 様